ロボット刑事
「ロボット刑事」は、石森章太郎が次々と生み出したテレビヒーローの1人である。しかし、原作ではKのロボットであるが故の苦悩や、Kとコンビを組むことになったベテラン老刑事芝の機械に対する確執や葛藤を中心に描き出し、重厚なドラマ作りをしている。 また、この作品には本格的な推理ドラマという要素や、科学技術やそれを使う人間に対する鋭い批判や警告のメッセージが盛り込まれている。
物語は、ある冬の日ベテラン刑事の芝はロボットのKとコンビを組み「特捜班」を命じられる。芝は機械に対して確執や偏見を持ちながらも、ロボット刑事Kと活動を共にする。そして芝とKは、ロボットをレンタルする謎の組織「R・R・K・K(ロボットレンタル株式会社)バドー」が起こす事件に立ち向かっていく。
初出データ
『少年マガジン』1973年1号〜41号
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ミュータント サブ
「ミュータント サブ」は、少女マリの血を輸血したことから超能力を覚醒した少年サブの物語である。「サブシリーズ」は、6誌に渡って描き継がれた氏の代表的な作品であるが、掲載誌によって若干設定が異なっている。また「ミュータント サブ」の前身として最初に「ミュータントX」のタイトルで連載されたが、掲載誌の休刊により未完となってしまった。だがこの作品は、後に加筆され「X指令」として完成されている。
この「ミュータント サブ」では、超能力を使ってのアクションよりも、むしろ内面的な精神(こころ)の描写に重きが置かれている。さらにテレパシーやテレポート、観念動力などの超能力の描写では様々な実験や工夫がなされ、後の作品に反映されていく。
初出データ
『少女』1961年9月号〜1962年1月号
『少年サンデー増刊』1965年正月・春・夏
『少年サンデー』1965年11号・22号・49号〜50号・1966年3号〜4号
『別冊少年サンデー』1965年6月・1966年3月
『ぼくら』1965年12月〜1966年7月号
『別冊少年マガジン』1967年正月〜夏
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ワイルド キャット
「ワイルド キャット」は、超能力を持つ美女ネネがコンドル・ホーク団の超能力者と戦うSFアクションマンガであるが、ギャグも取り入れた少し軽めの作品である。 『プレイコミック』の創刊号から連載され、軽快なテンポとお色気もたっぷり、恋あり、アクションあり、ファション性も含め読者が楽しめる青年向けコミック誌の創世期を飾った記念碑的な作品の一つである。また、この掲載誌である『プレイコミック』では、創刊号から12年間表紙イラストを担当し、華麗な美女を描き続けた。
物語は、山奥から上京した超能力を持つ美女ネネが、エスパー戦隊を組織して世界征服を企てるコンドル・ホーク団と戦う物語で、伴代三助とコンビを組みコンドル・ホーク団のエスパーたちと戦っていく。
初出データ
『プレイコミック』1968年6月号〜1969年9月25日号
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番長惑星
「番長惑星」はタイトルに“リュウ”の名が冠られていないが「リュウ三部作」の現代編である。現代を生きる少年リュウがもうひとつの地球、パラレルワールドという似て異なる多重世界に迷い込む。 やがてリュウは二つの地球の運命を担うというスケールの大きな物語を、軽妙なタッチで描いている。また、この作品で描かれている古代遺跡やUFO、神や悪魔について語られる壮大なストーリー展開は後年「ギルガメッシュ」に受け継がれていく。
物語は、星城中学の番長“等々力竜”がケンカの途中で、地球とそっくりな別の地球へ迷い込んでしまう。しかも多重世界側のリュウと合体してしまったため、ふたり分の力と特殊な能力を身に付けたのである。リュウはもうひとつの地球を闇から支配する謎の組織“シャドウ”と戦うことになってしまう。
初出データ
『少年チャンピオン』1975年2号〜1976年5・6号
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