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| 二級天使 |
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「二級天使」は石ノ森章太郎が郷里の県立佐沼高校2年に在学中、若干16歳で描き始めた作品である。プロデビュー作でありながら、読者層を限定せず、その表現方法に様々な工夫を凝らして描かれた。エピソードによって、タッチをギャグ調や劇画調にしたり、長編、短編、ときには四コマをつなげて話を創るなど、その後巾広いジャンルで活躍をした石ノ森章太郎の作家性が凝縮された作品でもあった。
だが、掲載誌の『漫画少年』が休刊になったため残念ながら未完となってしまった。 後年「2級天使」と「25年目のPART2」の二つの読み切り作品を描いている。 |
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物語は天上界に住むまだ羽のない二級天使のピントが、一級天使となる試験を受ける。それは下界に降り、1年間に10の良い事をしなければならないというものだった。
しかもそのために使える神通力は、ひとつの良い事につき1回という条件があった。ピントは10の良い事をするために世界中を駆け巡る。 |
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初出データ
「二級天使」 『漫画少年』1955年1月号〜10月号
「2級天使」 『なかよし』1965年お正月増刊号
「二級天使 25年目のPART2」 『ヤングマガジン』1980年12月15日号 |
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| レインボー戦隊 |
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「レインボー戦隊」はトキワ荘時代のメンバーが起こしたアニメ制作会社“スタジオゼロ”の原作で、そのメンバーによる合作により描かれている。アニメーターである鈴木伸一のペンネームである風太郎の名を合作用ペンネームとして使用して発表された異色作である。
だが、主人公のヒカルやリリ、教授のキャラクターを石ノ森章太郎が受け持ち、さらに全員の分を清書したことなどから、石森色が強く出た作品になっている。しかし連載はわずか13回で終了し、残念ながら完結には至っていない。 |
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テレビアニメ版では、主人公の名前がヒカルからロビンに、レーダーがネコ型のベルに変更され、連載が終了した1年後の4月から1年間放映されている。そして6年後、石ノ森章太郎が単独で、『たのしい幼稚園』にアニメ版のキャラクターによる「レインボー戦隊ロビン」を連載している。 |
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初出データ
「レインボー戦隊」 『週刊少年マガジン』1965年1号〜14号
「レインボー戦隊ロビン」 『たのしい幼稚園』1971年1月号〜4月号 |
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| かけだせ!ダッシュ(1) |
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「かけだせ!ダッシュ」は創刊2年目の『週刊少年サンデー』に連載された作品である。「とんかつちゃん」「ダイナミック3」に続く週刊少年マンガ誌連載の3作目になる。
(その「とんかつちゃん」「ダイナミック3」も本書に収録されている。)まだ小学生の少年事件記者ダッシュの活躍を描いたこの作品は、作者も気に入っていたようで、その後も『日の丸』や『小学六年生』に連載されている。(2巻に収録) |
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物語は小学生の須飛速夫が、ネコのノラ公を助手に少年事件記者として特ダネを追って活躍する姿を描いている。速夫の父はサンデーニュース新聞社のキャップで、父の部下で事件記者の根田さんから“ダッシュ”のニックネームをもらう。ダッシュくんはおとうさんの勤める警視庁の記者クラブをたずね、特ダネを取りみごと事件記者の仲間入りをはたす。
そしてダッシュくんは大手柄をたてたり大失敗をしながら事件記者として成長していく。 |
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初出データ
『週刊少年サンデー』1960年3号〜21号
『別冊少年サンデー』1960年春季号・秋季号 |
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| アンドロイドV |
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「アンドロイドV」は、当時宇宙活劇は少年マンガ誌では受けないというタブーに挑んだ作品である。作品中に木星や火星、水星などの説明がなされ、当時としてはかなり科学的なマンガ作品であった。
また、その頃まだ馴染みのなかった「ミュータント」や「サイボーグ」「アンドロイド」といったSF用語を、作品のタイトルに用いた代表的な作品でもある。後に『毎日小学生新聞』に同じタイトルで再び連載をし、さらに「アンドロイドV」と同じキャラクター、同じコスチュームを使って全く別な作品「エンゼル2」も発表している。 |
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物語は、ロボットだけで編成されている宇宙連邦秘密警察アルファベット戦隊の隊員“V”の活躍を描いている。“V”はある日隕石とともに飛来した“発光宇宙生命体ペペル”に身体を貸すことによって優秀なアンドロイドに生まれ変わる。
そして犬のロボと名コンビを組み、木星や火星、水星などで起きる怪事件や難事件を解決していくのである。 |
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初出データ
『冒険王』1965年1月号〜10月号
『毎日小学生新聞・日曜版』1967年4月2日〜7月30日 |
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| 009ノ1(1) |
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「009ノ1」は、石ノ森章太郎にとって初めて青年向け雑誌に描いた本格的な連載作品である。1967年から1968年にかけ青年向けマンガ雑誌の創刊が相次ぎ、この「009ノ1」も1967年『週刊漫画アクション』の創刊号から2年半に渡り連載された。
連載当初から大人向けを意識して描かれているが、前半は随所に少年マンガ的な描写が残っているのに対し、後半になると劇画タッチになり、よりリアルさも増してくる。
作品は全体的にパロディ的要素を持って構成され、タイトルも「サイボーグ009」の大人版とスパイ物(くノ一)をミックスさせたことから「009ノ1(ゼロゼロナイン・ワン)」となっている。 |
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物語はウエスト・ブロックの秘密諜報機関員9ノ1(ナイン・ワン)が、イースト・ブロックのスパイを相手に活躍する。ミレーヌ・ホフマンこと9ノ1は身体をサイボーグ化した近未来のスパイである。
胸に仕込まれたマシンガンや強化された跳躍力、マヒ光線を仕込んだ指輪などを駆使し、00機関のキャプテンNO.0の指令を遂行していく。 |
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初出データ
「009ノ1」『週刊漫画アクション』1967年8月10日号〜1970年3月5日号
「帰ってきた009ノ1」『週刊漫画アクション』1974年11月14日号 |
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| スカルマン |
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「スカルマン」は1970年100ページの読み切り作品として『週刊少年マガジン』に発表された。本作品は単発の読み切りでありながらファンの間では比較的知名度が高い。
それは翌年4月からテレビ放映された「仮面ライダー」の原点となった作品としてもよく知られているからである。コウモリ男やオオカミ男に変身する人造生物ガロなどに「仮面ライダー」の原型となる部分が多く見られる。 |
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物語は巨大な組織に果敢に挑む孤高のダークヒーロー“スカルマン”の暗躍を描いている。この“スカルマン”は、日本の政財界を影で操る謎の人物に両親を殺害され、その復讐のために、両親が造り出した変身能力を持つ人造生物ガロとともに、殺戮と破壊を繰り返していたのだった。 |
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初出データ
『週刊少年マガジン』1970年3号 |
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| 仮面ライダー(1)(2) |
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「仮面ライダー」は、テレビ用原作作品として描かれた作品である。そのテレビ作品は爆発的なヒットとなり、“変身ブーム”を巻き起こした。放映は1971年4月から1973年2月まで2年間に渡り、現在もそのシリーズは制作され続けている。
また、この「仮面ライダー」は石ノ森章太郎のライフワークと言える「サイボーグ009」の延長線上にある作品でもある。それは秘密犯罪結社によってサイボーグにされた主人公が、その秘密犯罪結社を相手に戦いを挑み壊滅していくという大きなコンセプトが「009」と同様で、改造人間としての苦悩までも受け継がれているからである。 |
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物語は、本郷猛が謎の組織“ショッカー”により捕らえられ改造手術を施されてしまう。しかし本郷は洗脳のための脳改造直前に脱出し、“仮面ライダー”となって“ショッカー”と戦っていく。 |
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初出データ
『週刊ぼくらマガジン』1971年16号〜23号
『週刊少年マガジン』1971年23号〜52号
『たのしい幼稚園』1971年5月号〜1972年3月号 |
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| 人造人間キカイダー(1)(2) |
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「人造人間キカイダー」は、石ノ森章太郎が生み出した「仮面ライダー」に続く変身ヒーローである。キカイダーはピノキオをモチーフに、人間らしく生きようとするロボットジローの葛藤を中心に描いている。テレビ放映も好評で、1972年7月から1973年5月まで放映され、続編「キカイダー01」が制作された。
「人造人間キカイダー」においてもデザインが斬新で、正義と悪の心や不完全さを青と赤の色や左右非対称の姿で表わしている。さらにロボットらしさを表わすように、機械の部分が見えるなどの工夫がなされていた。 |
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物語は、光明寺博士により造られた人造人間ジロー(キカイダー)が、不完全な良心回路を持つがゆえ、正義と悪との間で苦しみながら、悪と戦うものである。前半はプロフェサー・ギルが率いるダークとの戦いを描き、後半は01やハカイダー、ビジンダーなどの個性的なキャラクターが多数登場し、シャドウとの決戦を描いている。 |
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初出データ
『週刊少年サンデー』1972年30号〜1974年13号 |
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| ボンボン(1)(2) |
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「ボンボン」は「となりのたまげ太くん」と同様に、SF的な小道具をふんだんに取り入れた“SFギャグマンガ”である。わがままで意地悪な大金持ちのぼっちゃんゴン太と、正体不明のボンボンとの掛け合いを中心に展開し、それは初期のギャグマンガ「テレビ小僧」で試みられたスラップスティック(ドタバタ)ギャグの手法が取り入れられている。
また主人公ボンボンは、創作ノートから山下清画伯をモデルに描かれていることが分る。そして、最初の単行本サンデーコミックスでは2つのエピソードを合わせたり、収録順を変更しているが、本書では本誌の初出をベースに収録している。 |
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物語は、ある日大金持ちのぼっちゃんゴン太の家の隣の空き地に、ボンボンが家族で引っ越して来る。このボンボンは、引っ越して来る前はヒマラヤに住み、その前には火星に住んでいたらしい。
ボンボンは奇妙な超能力を使い、ゴン太のわがままや意地悪を受け流してしまう。 |
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初出データ
「ボンボン」『まんが王』1965年8月号〜1966年10月号
「ボンボコボン」『ポップコーン』1981年2月号 |
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| ミラクル・ジャイアンツ童夢くん(1) |
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「ミラクル・ミラクルジャイアンツ童夢くん」はテレビアニメの原作コミックとして『5年の学習』に連載された。このアニメ版は1989年4月から1990年3月まで1年間放映されたが、マンガ版の連載は放映終了以後も続き2年間に及んだ。
この「童夢くん」は、1988年3月に完成した日本初のドーム球場である東京ドームをホーム球場とするジャイアンツの新しいマスコットとして登場し、ドーム球場のPRも担っていた。また、連載が学習誌であることから読者層も限られ、しかも今まで単行本化されたことが無いため、この石ノ森版「童夢くん」はまぼろしの作品とも言える。 |
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物語は、ジャイアンツに入団した童夢くんが、ライバルのメロディや虎雄、ドードとの対決を通して成長していく姿を描いている。
童夢くんは、二軍に落ちながらも新魔球を完成させ、ついにはジャイアンツを2度の優勝に導いていく。 |
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初出データ
『5年の学習』1989年4月号〜1991年3月号 |
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| 千の目先生(1)(2) |
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「千の目先生」は、千草カオルを中心にした超能力者と地球を侵略しようとする異星人たちとの戦いを描いた物語である。本作品は、女子中高生をターゲットにした週刊誌『ティーンルック』に連載されたため、侵略者との戦いというSF作品でありながら石ノ森章太郎独特なファンタジックなムードを醸し出している。
そして、第二部では人魚や呪いといったオカルト色が濃くなり、よりファンタジー面が強調されている。この全集では、1巻は第一部を収録、2巻に第二部を収録している。ちなみに第二部には連載時「人魚のいる海」というサブタイトルが付けられていた。また、テレビ番組の「好き!すき!!魔女先生」はこの作品を原作にしている。 |
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物語は、第一部は白鳩女子学園の生徒山代夏子が超能力を覚醒していく過程を軸に、千の目先生たちが侵略者と戦う姿が描かれている。第二部では海辺の町に舞台を移し、観光開発問題を背景に、人間を人魚に変えてしまう超能力を持つ松宮五月を中心に物語が展開する。 |
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初出データ
『週刊ティーンルック』1968年1号〜28号 |
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| 気ンなるやつら |
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「気ンなるやつら」は、山田マリ(マリッペ)と六村6ベエ(ダブル6)の二人を中心におりなす青春まんがである。本作品は1965年の1月号から1968年5月号までの3年余り芸能情報誌である『月刊平凡』に連載され人気を博した。この「気ンなるやつら」は、マリッペと6ベエのロマンスをメインにしながらも、サスペンス、ギャグ、ファンタジーといった様々な手法を取り入れ、その時代の作者や読者である若者の息使いを反映させている。 |
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物語は、山田マリことマリッペと六村6ベエことダブル6は、屋根づたいに行ききできる隣同志、この二人にカミソリ、リス、ゴリラが加わった五人組が繰り広げる事件や日常の一コマを描いている。 |
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初出データ
『平凡』1965年1月号〜1968年5月号 |
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| みらいきゅうじょたいアスガード7 |
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「未来救助隊アスガード7」は地球を守る救助隊で、ケンマナブを中心にした7人のメンバーが地球壊滅を企てるガオスを相手に活躍する物語である。しかし、この作品は掲載誌が学研の科学雑誌で毎月の掲載は十数ページと限られているこのもあり、ストーリーよりも、学校で勉強する科学の学習に役立つ内容が盛り込まれた学習マンガとしての面に重きが置かれた。
なお、石ノ森章太郎はこの「未来救助隊アスガード7」を皮切りに、「SPハーレー」や「チクタク大冒険」など18年間に渡って『科学』に学習マンガを連載している。 |
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物語は、ケンマナブを中心にした“アスガード7”と地球壊滅を企てるガオスとの戦いを描いている。7人のメンバーは主人公のケンとロミオハラは人間だが、その他はロボットのマシンマン、カミキリのキリキリキッド、カメレオンのニンジャ、ハヤブサ、ビーバーのバービーである。 |
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初出データ
『2年の科学』1974年4月号〜1975年3月号
『1年のかがく』1975年5月号〜1976年3月号 |
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| 黒い風 |
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「黒い風」は、1961年『冒険王』に連載された石ノ森章太郎にとって初の本格的な時代劇作品である。この「黒い風」では石ノ森独特のダイナミックな動きや演出が生かされ、忍者の宿命を現代に投影させ、主人公“黒い風”の生き方を通して現代を語ろうとした意欲作であった。また、連載中に長期海外旅行へ行くことになり、未完となってしまったことから単行本化の際にラストを大幅に加筆している。 |
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物語は、豊臣が徳川に滅ぼされて1年が過ぎた夏。天才的忍者風乃進は豊臣再興のカギを握る新式連発銃の設計図を手に入れるが、記憶を失ってしまい、敵見方の両方から狙われてしまう。
やがて記憶は戻るがその時仲間は全滅、“黒い風”はひとりで徳川の天下に挑むのだった。 |
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初出データ
『冒険王』1961年5月号〜10月号 |
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| トッポ・ジージョ(1)(2) |
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「トッポ・ジージョ」は、イタリアで制作された同名の人形アニメーション番組をマンガ化したものである。当時人気番組であったことから小学館の各学年誌に連載され、石ノ森章太郎は一年、二年、三年生分を担当していた。
タイトルは途中から「ポピーとジージョ」や「チャオ!トッポ・ジージョ」に変更されている。さらに朝日ソノラマ発行のソノシートシリーズで、「名探偵トッポ・ジージョ」のまんが作品を手がけている。
なおこの石ノ森が手がけた「トッポ・ジージョ」シリーズは今まで単行本化されたことが一度もなく、今回初単行本化になる。 |
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物語は、イタリアから日本に旅行に来たトッポ・ジージョとガールフレンドのロージィは、ひょんなことからボン太くんと知り合い、ジージョはボン太くんの家に、ロージィは隣のみよちゃんの家に住むことになり、ジージョは騒動を巻き起こしていく。 |
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初出データ
『小学二年生』1967年1月号〜11月号
『小学一年生』1967年1月号〜11月号
『小学三年生』1967年4月号〜11月号 |
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| 幻魔大戦(1)(2) |
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「幻魔大戦」は、SF作家平井和正との共作で、宇宙の破壊を目的とする幻魔大王に、地球のエスパーたちが戦いを挑むスケールの大きなSF超大作である。残念ながら少し早すぎた作品で未完となってしまったが、後年『SFマガジン』に「新幻魔大戦」を連載する。
こちらも未完であるが、最初の「幻魔大戦」をベースに劇場用アニメーションが制作されるなど、連載中よりも後年人気が高まっていった作品である。 |
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物語は、プリンセス・ルーナが幻魔大王の存在を知り、地球のエスパーたちを集めエスパー軍団を結成しようとする。そして主人公東丈はエスパーとして覚醒し、幻魔との戦いを通じて強力な超能力者へ成長していく。
だが、地球のエスパーたちはまだひ弱で、幻魔の力はあまりにも強大であった。 |
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初出データ
『週刊少年マガジン』1967年18号〜52号 |
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| 快傑ハリマオ(1)(2) |
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「快傑ハリマオ」は少年マンガ週刊誌の黎明期に『週刊少年マガジン』に連載された作品である。テレビ放映とタイアップしてのマンガ連載で、テレビも石ノ森章太郎のマンガ版も共に人気を博した。
きわめて初期の作品ながら、映画的手法を取り入れた石ノ森独特のダイナミックな構図や息もつかせぬストーリー展開には、後のエンターテインメントの名手ぶりが伺われる。
そしてこの作品の成功を契機に、石ノ森は発表の場を少女雑誌から少年雑誌に移行していくことになる。 |
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物語は第二次世界大戦後、独立はしたものの未だ統治国の圧政に苦しむインドネシアやジャワの民衆を救うために、悪の組織と戦う正体不明の男“ハリマオ”の活躍を描いている。
“ハリマオ”とはマレー語でトラを意味し、ハリマオはシンガポールから来た拳銃の名手太郎少年や、ドンゴロスの松、タドン小僧らと共に悪人たちの陰謀を次々と打ち倒す。
その活躍の場はタイのバンコクやカンボジアのアンコールワット、さらに日本、香港、蒙古とアジア全域に広がっていく。 |
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初出データ
『週刊少年マガジン』1960年16号〜1961年10号 |
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| 章太郎のファンタジーワールド ジュン(1) |
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「章太郎のファンタジーワールド ジュン」は、読者の感性に語りかける作品である。石ノ森章太郎はこの「ジュン」で、セリフを減らし、“絵”で物語を見せ、“詩”を描いた。そして視覚から受けるイメージを大切にし、その表現方法に様々な工夫が凝らされた。
それゆえ発表当時、実験的な作品として高く評価され、本作品は昭和42年度の小学館漫画賞を受賞している。「ジュン」での演出は、連載当時新しいものと言われたが、その手法は石ノ森がデビュー以前から用いていたもので、それが洗練され時代に受け入れられたのである。
また、主人公のジュンは作者石ノ森章太郎自身の分身であり、氏の想いを具現化した作品でもある。 |
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この「ジュン」には物語らしい物語はないが、連載当初はジュンが不思議な少女と出会い、様々な教訓を受けたり、ファンタジックな体験をする。 |
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初出データ
「章太郎のファンタジーワールド ジュン」『COM』1967年1月号〜1969年11月号 |
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| マンガ家入門 |
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マンガ家入門」は、1965年秋田書店からの依頼で書き下ろした新入門百科シリーズの一冊である。その名の通りマンガ家になるための入門書で、長年に渡り版を重ね続けマンガ家を目指す若者たちのバイブル的な存在となった。
中でも名作「龍神沼」をテキストにした作品解説は印象的で、この「マンガ家入門」により「龍神沼」のファンになった読者も多いと思われる。また、「マンガ家入門」が好評のため、即座に「続・マンガ家入門」が翌年書き下ろされた。 |
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この全集版の「マンガ家入門」は、1988年その正・続の二冊を合わせ、加筆されて発行した「石ノ森章太郎のマンガ家入門」版を収録している。 |
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初出データ
「マンガ家入門」1965年8月15日発行
「続・マンガ家入門」1966年8月15日発行
「石ノ森章太郎のマンガ家入門」1988年1月15日発行 |
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| サイボーグ009(1)〜(3) |
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「サイボーグ009」は石ノ森章太郎にとってライフワークとも言える重要な作品である。1964年7月『週刊少年キング』で連載を開始後、途中中断を交えながらも28年間もの長きに渡り連載され、完結編が未完であるがゆえ壮大な余韻を残したままの大作となっている。
この第一期に収録される1巻〜3巻は、最初の連載誌『週刊少年キング』と『別冊少年キング』に掲載された作品を中心に納められている。 |
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物語は、1巻では主人公009こと島村ジョーが少年鑑別所を脱走途中、「黒い幽霊団」に捕らえられサイボーグにされてしまう。009は8人の仲間と脱走し、彼らの基地幽霊島を破壊する。
2巻では、009たち裏切り者に対し「黒い幽霊団」は次々と刺客を放つ。日本で009たちと刺客との戦いが繰り広げられる。3巻は、放浪の旅に出た009たちサイボーグ戦士と「黒い幽霊団」との戦いが描かれている。 |
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初出データ
「サイボーグ009」『週刊少年キング』1964年30号〜1965年39号
「サイボーグ戦士」『別冊少年キング』1965年1月号〜1966年2月号 |
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| 佐武と市捕物控(1)(2) |
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「佐武と市捕物控」は、まだ下っ引きの佐武と盲目だが居合い抜きの達人松の市が江戸に起こる事件を解決していく捕物帳である。主人公の佐武と市は、当時人気のあった「ミュータントサブ」の頭にチョンマゲを付け、「座頭市」から拝借した市やんとのコンビを組ませることで誕生した。
初登場時には「縄と石捕物控」というタイトルでスタートしている。“縄と石”は佐武の捕縄術の“縄”と、市の碁石を使った投石術の“石”からきたものである。「佐武と市捕物控」は少年誌でスタートしたが、連載ではなくシリーズとして掲載された。
その後、新創刊された『ビッグコミック』で本格的な連載となり、大人気となった作品である。本作品はアニメ化と、2度テレビドラマ化されている。 |
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1巻は、『少年サンデー』の増刊や別冊を中心に発表された初期の「縄と石捕物控」シリーズを中心に収録している。
2巻では、『少年サンデー』に月1回の割合でシリーズ連載されたのもを収録している。 |
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初出データ
『少年サンデー増刊』1966年春・夏・1967年正月
『別冊明星』1966年4月号
『少年サンデー』1966年14号
『別冊少年サンデー』1966年9月号・1967年2月号
『少年サンデー』1967年11号〜33号 |
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| さんだらぼっち(1)(2) |
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「さんだらぼっち」は、遊郭吉原のつけ取りを生業とした始末人“とんぼ”の活躍を描いたもので、遊郭や江戸の市井を舞台にした人情話である。当然そこに登場する人々は悲しみや苦しみを背負っている人が多いが、石ノ森章太郎はむしろそれを軽いタッチで仕上げている。
お芝居の舞台を意識した演出で、そこに江戸庶民の活気に満ちた生活力と様々な愛のかたちを描き出しているのである。さらに軽妙な描写の中に作者石ノ森章太郎の年輪の重みがうかがわれる作品になっている。 |
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物語は、表向きはおもちゃ屋を営む“とんぼ”だが、おもちゃ屋のおやじが持ち込む吉原からの厄介な始末を解決する“始末人”としての顔も持っていた。
吉原のつけ取りから逃れようとする人々に、とんぼが奇抜なアイデアで次々と解決していく。 |
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初出データ
『ビッグコミック』1975年1月25日号〜1981年9月25日号 |
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| マンガ日本の歴史(1)〜(5) |
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「マンガ日本の歴史」は1989年11月から1993年10月までの4年間に全48巻を、毎月200ページの描き下ろし単行本で発表した大作である。1993年12月から1994年6月まで「現代編」全7巻が補完刊行され、合計全55巻に及ぶ超大作になる。
この「マンガ日本の歴史」を発行する際に、萬画は万画(よろずが)であり、あらゆる事象を表現できる無限の可能性を持つメディアであると提唱した「萬画宣言」が発表されている。 |
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この第1期に収録されている1巻から5巻は古代編になり、「秦・漢帝国と稲作を始める倭人」から「隋・唐帝国と大化の改新」までになる。 |
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初出データ 「マンガ日本の歴史」1巻 1989年11月8日発行
「マンガ日本の歴史」2巻 1989年12月18日発行 「マンガ日本の歴史」3巻 1990年1月20日発行
「マンガ日本の歴史」4巻 1990年2月20日発行 「マンガ日本の歴史」5巻 1990年3月20日発行
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| HOTEL(1)〜(3) |
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「HOTEL」は1984年から1998年の亡くなるまで14年間連載された長編連載作品になる。この「HOTEL」は、小学館漫画賞を受賞したり、何度もテレビシリーズ化され人気を博した作品で、巨大ホテル・プラトンを舞台にそこで起きる様々なヒューマンドラマを描いている。
また、従来のマンガ作品はキャラクターがメインであり、物語はキャラクターを中心に展開していたのだが、この作品では“ホテル”という舞台を主役にし、そこに働く人や宿泊する人々を描くことにより、人間ドラマを描き出すという実験的な作品でもあった。 |
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物語は、巨大ホテル・プラトンを舞台にマネージャー東堂克生を中心に、フロントの松田利春や赤川一平、倉田裕美、セクレタリーの佐伯真理といったスタッフたちがプラトン・マインドを駆使して、お客様に対応していく。 |
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初出データ
『ビッグコミック』1984年9月25日号〜1998年3月10日号 |
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